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AGA（男性型脱毛症）は早い人では20代から発症する男性特有の病気です。早い段階で治療を開始すれば短期間で効果が期待できますが、自由診療となるため費用が高額なイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、ポイントを抑えることで費用を抑えることができます。
本記事ではAGAの基礎知識と併せて、AGA治療の費用相場や保険適用の有無、費用を抑える方法などを詳しく解説しています。
AGAとは？
AGA（AndrogeneticAlopecia）とは「男性型脱毛症（男性ホルモン型脱毛症）」の略称です。成人男性に起こる進行性の脱毛症で、毛周期を繰り返す過程で、成長期が短くなって休止期にとどまる毛包が多くなることで起こります。
頭頂部や前頭部に起こりやすく、原因は男性ホルモンや遺伝、生活習慣の乱れなどです。特に遺伝や男性ホルモンの影響が大きいと考えられています。
薄毛と聞くと、加齢とともに起こるイメージがありますが、AGAは20代以降で起こります。日本では男性の3人に1人がAGAだと言われており、治療をしないままだとさらに進行するため、早いうちから治療を開始することが大切です。
参考：日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年（PDF）」
AGA治療とは？
日本で行っているAGA治療は、まずは内服薬や外用薬を使って薄毛の進行を遅らせたり、発毛効果を期待するものです。厚生労働省により国内で承認されているAGA治療薬は主に「フィナステリド」「デュタステリド」の2つです。
クリニックによっては、そのほかの薬剤を使用していますがこれらは国内未承認の薬剤です。しかし、未承認の薬だからと言って効果が期待できないわけではありません。国内での品質や安全性、安全性が確立されていないため、使用の際には医師に十分な説明を受けた上で使用しましょう。
また、症状が進行した場合の最終段階の治療法として、自分の髪の毛を使った植毛を行うこともあります。
どのくらいで効果が実感できる？
AGA治療は個人差があるものの、3〜6か月程度で効果が実感できます。効果に個人差があるのは、毛周期と呼ばれるヘアサイクルが関係しており、AGAの場合のヘアサイクルは半年〜1年です。健康な成人男性のヘアサイクルは3〜6年程度のため、AGA患者のヘアサイクルがとても短いことが分かるでしょう。
AGA治療では、薬を使用することで男性ホルモンに働きかけ、ヘアサイクルを整えることを目的としています。効果が出始めてしばらくすると自己判断で治療を中断してしまうと、ヘアサイクルは再び乱れてしまいます。そのため、医師の指示に従い治療を継続しましょう。
AGA治療の費用相場は？
AGAには以下のような治療法があります。
・内服薬
・外用薬
・注入治療
・そのほかの治療
ここではそれぞれの治療に対する費用相場を紹介します。
内服薬の費用目安
内服薬治療は症状の進行を抑える目的か、発毛目的かで扱う薬や組み合わせが異なります。そのため、内服薬の費用相場は月々3,000〜15,000円程度です。
AGA治療の内服薬で扱われているのが「プロペシア」「フィナステリド錠」「ザガーロ」です。プロペシアの主成分はフィナステリドで男性脱毛症の進行を抑える効果が期待できます。ザガーロの主成分はデュタステリドでこちらも男性脱毛症の進行を抑える薬です。
発毛効果を期待する場合は、主成分がミノキシジルのタブレットを使用する場合もあります。
外用薬の費用目安
外用薬単体の費用相場は月々10,000〜15,000円程度です。内服薬と外用薬を組み合わせた治療の場合の費用相場は、月々15,000〜30,000円程度となっています。
AGA治療の外用薬として扱われているのが「ミノキシジル外用薬」です。外用薬は、内側からのケアを行う内服薬と併せて、外からも効果を高めるために使用されることが多いです。
注入治療の費用目安
AGAの注入治療にはメソセラピーやHARG療法があります。注入治療の費用目安は1回20,000〜60,000円程度です。
メソセラピーは髪の成長に良い働きをする薬剤を頭皮に注入する治療法です。HARG療法とは、毛髪再生治療ともいい、薬剤を頭皮に直接注入することで髪の成長力を高める治療法です。
2つの治療の違いは、使用する薬剤の成分です。HARG療法は薬剤の構成成分が決まっているため、クリニックごとの治療結果に大きな差はありません。メソセラピーは治療定義がないため、クリニックごとに使用薬剤が異なるため、効果には個人差があります。
そのほかの治療の費用目安
内服薬や外用薬を使っても十分な効果が得られない場合で希望がある場合は自毛植毛を検討します。自毛移植の費用相場は300,000〜2,000,000円程度とこれまでの治療に比べると費用は高いでしょう。
また、薬以外にも頭皮を健やかに保ったり薬品成分が配合されており頭皮環境を整えたりしてくれるシャンプーやリンスもあります。これらは各クリニックでオプションとして3,000〜5,000円程度で扱われています。
そのほかにもサプリメントやLED照射器や育毛器などクリニック独自の用品を扱っている場合があります。公式サイトを確認して、医師や看護師の説明を受けましょう。
薬代以外にかかる費用にも注目
AGA治療を受ける際は、薬以外にもかかる費用があるかどうかを確認しておきましょう。例えば、クリニックによっては以下の費用がかかる場合があります。
・初診料・再診料
・カウンセリング料
・検査料（血液検査、遺伝子検査、マイクロスコープなど）
・キャンセル料
など
薬代以外で必要になるのが、初めてもしくは2回目以降に診察を受ける際に算定される、初診料や再診料です。
次に必要になるのが、治療や検査を行う前に実施するカウンセリングです。カウンセリングでは、医師もしくは専門のカウンセラーが一人ひとりの悩みや不安を聞いたうえで、頭皮環境や毛根の状態を確認します。
そして、治療方針決定のために行う血液検査や遺伝子検査、マイクロスコープなどの検査にも費用がかかる場合があります。
最後に多くのクリニックでは完全予約制で治療を進めていきます。直前や当日のキャンセルはキャンセル料がかかる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
AGA治療に費用の差があるのはなぜ？保険適用?自由診療？
AGA治療は、基本的に自由診療となり保険適用外です。自由診療とは、健康保険が適用されない治療や治療薬を使用した診療を指します。自由診療は厚生労働省が保険診療として承認していないため、治療費や処方薬は全額自己負担となります。
また自由診療は、クリニック側で費用設定ができるのが特徴です。クリニックごとに費用に差があるのはこのためです。
多くのクリニックでは足並みを揃えており、大幅な費用差はありません。しかし、中にはほかのクリニックに比べて高額に設定されている場合もあります。そのため、クリニックを選ぶ際は複数のクリニックの費用感や治療成績を比較するようにしましょう。
保険適用になるケースは？
AGA治療でも保険適用になるケースがあります。それは、薄毛だと思って診察を受けた結果、頭皮に炎症がありその治療を行う場合です。頭皮にかゆみや赤み、湿疹などの炎症が起きており、それが原因となって頭皮環境が悪化している場合には、ステロイドなどの外用薬を使用し治療します。
この場合は保険診療となりますが、あくまでも皮膚炎の治療のみが保険診療となるため、AGA治療全体が保険適用となるわけではありません。
保険適用となる頭皮トラブルは、脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、円形脱毛症、抜毛症などです。
AGA治療の費用を抑えるには？
AGA治療は、継続して治療を続けることが大切です。内服薬と外用薬の組み合わせた治療では薬代だけで月々15,000〜30,000円程度かかるため、長期的に治療を続けるために費用を安く抑えたいと考える人も多いでしょう。
中には、医療費控除の利用を検討する人もいるかもしれませんが、AGA治療は医療費控除の対象外です。そのためクリニックを選ぶ段階から対策を講じることが大切です。
AGA治療の費用を抑えるためには、以下の3つを参考にしてみましょう。
- オンライン診療を活用する
- 早めに治療を開始する
- ジェネリック医薬品を処方しているクリニックを選ぶ
それぞれを解説します。
1.オンライン診療を活用する
対面診療では、交通費がかかったり、待ち時間や移動時間などがかかったりするため忙しい人であれば通いにくいと感じるでしょう。せっかく治療をしていても、時間の都合がつかず治療中断となってしまっては効果も費用も水の泡です。
そうした場合は、オンライン診療を活用しましょう。AGA治療をオンラインで行っているクリニックも増えており、無料のカウンセリングがあるほか、診察もオンライン面談です。処方薬は郵送で送られてくるため、すべての工程がオンラインで完結するのが最大の利点です。これなら忙しい人も比較的続けやすいでしょう。
2.早めに治療を開始する
早めにAGA治療を開始することも、費用を抑える方法の1つです。AGA治療は薄毛の進行を遅らせる治療と発毛を目的とした治療があります。AGAは治療開始が早いほど、短期間での効果が期待できるため治療費も安く済みます。
しかし、進行してからの治療となると、薄毛の進行を遅らせる治療では効果が期待できず、発毛を目的とした治療や自毛移植などの治療が必要になります。そのため、薄毛が気になったらすぐに治療を始めましょう。
3.ジェネリック医薬品を処方しているクリニックを選ぶ
ジェネリック医薬品は後発薬とも言い、厚生労働省が認可している薬の成分と同じ成分を含んだ医薬品です。ジェネリック医薬品は新薬開発のための研究費用が低く抑えられていることから、先発薬に比べて薬価が安いのが特徴です。
AGA治療薬にもジェネリック医薬品があります。ただし、クリニックによってはジェネリック医薬品を扱っていないこともあるため、事前に公式サイトで扱っている治療薬を確認するようにしましょう。
まとめ
AGA治療の費用は内服薬であれば月に月々3,000〜15,000円程度から治療を始めることができます。ただし、これ以外にも初診料・再診料、カウンセリング料、検査料などがかかる場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、早めに治療を開始したり、ジェネリック医薬品を使用したりすることで、治療費を抑えることができます。AGA治療は継続して治療が大切であるため、費用面を理解したうえで納得できるクリニックを探しましょう。
AGAヘアクリニック
*費用は全て自費診療になります。
クリニックの特徴
AGAヘアクリニックは、薄毛・AGA治療を専門とする病院です。場所を選ばず受診できるオンライン診療や、患者様お一人おひとりに寄り添ったカウンセリングと診察で最適な治療プランを提供しています。
オンライン治療の実績もかなり豊富で2022年4月現在で150,000件の実績があります。オンライン治療では、予約、診察・会計をアプリで完結でき、来院よりもお薬代がお得になります。
お薬は自宅または郵便局留めでお届けとなります。オンラインならAGA予防が初月0円、2ヶ月目以降3,600円とリーズナブルです。
クリニックの詳細
| 予防 | 初回 0円〜 2回以降 3,600円 |
| 発毛 | オンライン 9,000円〜 来院 10,000円〜 |
| オンライン治療 | あり |
| 無料カウンセリング | あり |
| 支払い方法 | クレカ、現金、電子マネー |
| 診療時間 | 11:00～20:00 |
| 休診日 | 不定 |
| 院数 | 5院 |
| 保証 | なし |
