デリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンは効果的か、「口コミ」と「エビデンス」と2つの観点から検証した結果を紹介します。
ハイドロキノンの効果を口コミから検証!デリケートゾーンの黒ずみには効果あり?

「デリケートゾーンの黒ずみがある」と言われているハイドロキノン。しかし、ハイドロキノンはデリケートゾーンの黒ずみケアで、本当に効果を発揮するのでしょうか?
まずはハイドロキノンをデリケートゾーンの黒ずみに使ってみた方の口コミから、効果を検証していきたいと思います。
「ハイドロキノンは効果あり!」という良い口コミ

ハイドロキノンでデリケートゾーンの黒ずみが薄くなった、効果があったという方の口コミを紹介します。
絶対的美白効果のあるハイドロキノン
こちらは
バストトップ、デリケートゾーンに使っています
副作用が怖いので
手持ちのボディローションと
1:2の量で混ぜて使用しています!
使い出して1週間くらい
あれ…黒ずみが薄くなってるって実感
ピンクにするのは難しいかもだけど
これは効果に感動♡
ツイッター
昔試したこと。乳輪と陰部の黒ずみはトレチノインとハイドロキノンを塗り続ければピンクになる。
が、
塗らなくなって生理が一度来ると元にもどる。
ツイッター
「ハイドロキノンは効果がなかった…」という悪い口コミ

ハイドロキノンでデリケートゾーンの黒ずみやシミが改善しなかったという口コミを紹介します。
手の中にすっぽり収まるほどの小ささです。
毎晩使って1ヶ月ちょっと持ちました。
顔のシミが気になっていて、薄くなってくれたらいいなと期待を込めて買ってみましたが、何も効果は感じられませんでした(T_T)
お値段も高いのでリピなしです…
アットコスメ
薬品がキツすぎて、肌が荒れて大変だった。最初は必ずパッチテストをしましょう!かなりキツめの化粧品です。布方法も良く読みましょう。書いてある事を読まないと大変な事になりますよ。
アットコスメ
令和早々デリケートゾーンが痒い!!説明書よく読まずに美白成分ハイドロキノン入りHQを連日デリケートゾーンに塗りたくってたんだけど、使用方法と用量ガン無視してたみたいで皮膚ただれたよね。グロいところが更にグロくなってどーすんだよ!痒過ぎ頭禿げそ
ツイッター
ハイドロキノンの口コミから効果をまとめてみると…

ハイドロキノンのデリケートゾーンの黒ずみへの効果の口コミを見ると、良い口コミを書いている方はかなりの効果を実感されたようです。それに対して悪い口コミを書いている方は、ハイドロキノンで皮膚が赤くただれてしまったり…不満や副作用を感じているようです。
ただ「ハイドロキノンは効果的!」との口コミを残した方は、ハイドロキノン以外のコスメも混ぜてケアしていたり、あまり濃度の高いハイドロキノンを使わなかったりしているなど、ご自身なりに工夫されていました。
ハイドロキノンはデリケートゾーンの黒ずみに効果があるとも言えますが、使い方にコツがあり、肌にあわない人がいることも確かです。
ハイドロキノンはデリケートゾーンの黒ずみに効果あり?実際のエビデンスを調査

口コミではデリケートゾーンの黒ずみに効果があるとも言われていたハイドロキノン。口コミではなく、実際のハイドロキノンの効果とはどのようなものなのでしょうか?
ハイドロキノンが発揮するデリケートゾーンの黒ずみ解消効果について、論文などのエビデンスをもとに紹介します。
ハイドロキノンの美白※作用は非常に高く、同じく美白※効果のあるアスコルビン酸やアルブチン、エラグ酸の60~100倍とも言われています[工業所有権情報・研修館:(PDF)ハイドロキノンを用いた新規美白製品]。
※メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと
ハイドロキノンの効果1:メラニン生成抑制作用

ハイドロキノンはメラニン色素を作り出すために必要な「チロシナーゼ」という酵素の活性を阻害します[参照:美白製品とその作用]。そのためメラニン色素が生成されにくくなり、新たなデリケートゾーンの黒ずみやくすみ、色素沈着が起こりにくくなるという作用を持つ物質です。
肌は日々代謝を行い、古い角質は剥がれ、新しい角質が表面に現れるというサイクルを繰り返しています。そのため新たなデリケートゾーンの黒ずみが作られにくくなれば、自然の代謝サイクルにより黒ずみのない白い肌へと変化していくでしょう。
ただし、ハイドロキノンは肌に強い刺激を与えるため、デリケートゾーンの黒ずみに勝手に使うのではなく、皮膚科や美容皮膚科でデリケートゾーンの黒ずみの診察を受けて、医師に相談してから使うようにしてください。
ハイドロキノンの効果2:メラニン還元作用

ハイドロキノンのもうひとつの効果は、メラニンの還元作用です。還元とはメラニンを生成過程におけるひとつ前の状態に戻したり、酸化したメラニンを還元型メラニンに変換させて色素沈着の色を薄くしたりする作用のことを指します。
ハイドロキノンは新たなメラニンの生成を抑制しながら、すでに作られてしまったメラニンを還元し薄くするというWの効果を持つため、美白※作用に優れた物質だとされているのです。
※メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと
ハイドロキノンをデリケートゾーンの黒ずみに使用する注意点とリスク

良い口コミでも見られたように、ハイドロキノンには高い美白※効果が認められていますが、使用する際には注意するべきポイントがいくつかあります。特にデリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンを使う場合は、リスクを知って、注意点を守って使うようにしてください。
※メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと
注意点&リスク1:副作用の可能性

デリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンを使う前に知っておきたいのが、副作用の可能性があることです。ハイドロキノンの効果を伝える口コミでも、「肌が赤くただれた」という方がいました。
ハイドロキノンは濃度が高くなるほど皮膚への刺激性が強くなるとされており、物質としては目・皮膚・気道への刺激が認められています。また構造が似ているハイドロキノンモノベンジルエーテルでは、肌の色が部分的に白くなる白斑が起こるという事例もありました[参照:厚生労働省:(PDF)平成22年度化学物質等による健康影響:疾病に関する調査研究報告書]。
顔の皮膚に塗っても炎症が起こるケースはあるので、全身の中でも特に皮膚が薄くて敏感なデリケートゾーンに使うのは危険です。もし使うなら、医師の処方のもとで用いるようにしてください。
ハイドロキノンは、医師にデリケートゾーンの部位を診てもらわないと処方されない、手に入らないので、誰にも見られることなくデリケートゾーンの黒ずみをケアできる市販クリームがおすすめです。
注意点&リスク2:ハイドロキノンの管理&ケアの手間

ハイドロキノンは管理に手間がかかる物質でもあります。空気に触れると酸化して劣化し、光にさらされると構造が変化。
そのためなるべく空気に触れず、光が当たらない場所で管理しなければ、ハイドロキノン本来の効果が発揮されなくなる可能性があります。ハイドロキノンは冷蔵保存が必要で、1か月以内に使い切らなければならないことも注意点のひとつです。
また、ハイドロキノンを使用する際には、炎症を防ぐために日中は日焼け止めを塗らなければなりません。このようにハイドロキノンは使用や管理に手間がかかることに注意してください。
ハイドロキノンは医師の診察の上で処方されるため、他人に見られたくない場合は、市販のデリケートゾーン黒ずみを治すクリームがおすすめです。