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「S.A.I Pトレプログラム」 ED-HYBRID
EDに対する低強度衝撃波治療について
当院は日本ではクリニックにおいて初めて、ED1000でED衝撃波治療を開始し、その後レノーバでも治療も行ってきました。その後諸事情もあり、これらの治療は中止していましたが今回、再度ED衝撃波治療を導入します。
当院で行っていたED衝撃波治療
ED1000
レノーバ
衝撃波治療と超音波治療
1980年代から衝撃波治療の臨床応用は泌尿器科領域で尿路結石破砕術として、1990年代からは整形外科領域で疼痛治療や難治性骨折などの創傷治癒促進に、さらに2005年から循環器科領域では狭心症の治療が始まっています。そして現在ではすでに世界中の多くの医療機関で狭心症により生じた心臓の虚血性細胞の治療のために衝撃波が使用されています。この治療は衝撃波が血管新生を生じさせ、新しい側枝が発現し組織内の血流が増加し狭心症を改善します。
同じ原理により血管が原因の勃起不全治療にも応用され、やはり衝撃波が血管再生を促進するということで勃起不全が改善します。
また超音波治療も超音波が組織の再生や血管を修復することを利用して、整形外科領域での治療に用いられています。
新しいED衝撃波治療 ED-HYBRID
今回導入する機械は低強度衝撃波と超音波の２種類の治療が可能です。
衝撃波は拡散型衝撃波電を利用します。従来の集束型よりは浅い部分に作用しますが陰茎海綿体は皮膚直下にありますので、これでも十分効果があります。さらに血管を修復する目的で超音波を照射しますので、相乗効果を期待できます。
衝撃波治療では週1回、計6回の治療が必要ですが、この機械に装備された家庭用のEDCareの超音波をさらに強力にした業務用プローブを同時に併用することで週1回、計4回、4週間の治療で一定の効果を出すことができます。
低強度衝撃波
超音波
衝撃波を陰茎海綿体にあてると陰茎海綿体が揺すられて、血管にせん断応力が加わります。
せん断応力とは進行方向に向かって垂直に働く力（いわゆる横波）です。これにより血管内皮細胞の内外の反応により一酸化窒素合成酵素(eNOS)が刺激をされ、血管内皮細胞増殖因子 (VEGF)が放出されます。そして増殖性細胞核抗原 (PCNA)が生成され、血管新生につながります。
ヘムオキシゲナーゼ1は血管内皮を修復する作用があると報告されている物質で、障害を受け た血管内皮細胞において血管内皮機能を修復するために働きます。 そのヘムオキシゲナーゼ１は、超音波による刺激によって発生を活発化させるという報告がされています。 超音波によってヘムオキシゲナーゼ１を産生することができるというメカニズムに着目し、血管 内皮機能障害を修復します。
勃起不全の治療にはバイアグラなどのPDE5阻害剤が最も用いられていますが、これは内服した時だけ勃起させる対症療法であるのに対し、EDHybridによる勃起不全の治療は根治療法ということが大きな違いです。つまりEDHybridで根本的に勃起障害を治すことが可能になり、バイアグラなどのPDE5阻害剤の減量や中止が可能になります。
拡散型衝撃波のEDに対する効果
EDに対する拡散型衝撃波治療は海外ではすでに使用され、多くの論文が出ています。
この中のひとつの論文を紹介します。
この研究では26歳から45歳までの患者30名が拡散型衝撃波治療を受けました。治療の評価は当院でも用いているIIEF-5という勃起障害を評価する問診票と超音波による陰茎の動脈の血流量検査です。
結果
IIEF-5スコアの平均値はベースライン時の16.7から治療後は22.2へと大きく上昇しました。30名の患者のうち、26名（81％）が主観的に勃起機能の持続的な改善を実感しました。ペニスの血流量は右海綿体動脈がベースライン時の17.7mmHgから治療後34mmHgに、左海綿体動脈が13.2mmHgから28.3mmHgに、右背動脈が18mmHgから32mmHg、左背動脈が16mmHgから33mmHgに増加し、また海綿体の直径の増大が認められました。
このように拡散型衝撃波治療でもEDに対する効果を認めています。
またEDHybridでは衝撃波治療に加え、超音波治療を併用することで血管修復をし、相乗効果を期待できます。
料金
初回は無料で試して頂けます。
この治療はクリニックでご自分で行って頂くため、練習を兼ねて初回は無料で行って頂けます。
初回の無料体験後は毎回払いかお得なセット料金で治療を継続してください。
治療頻度 週1回 4〜8回
※ EDの重症度によりさらに治療が必要な場合があります。
1回 44,000円
4回セット 154,000円
8回セット 264,000円
初回のみ、初診料の3,300円が必要になります。
ED衝撃波治療 ED-HYBRIDについて
1 .リスクに関して
衝撃波による照射部の痛み、内出血などの副作用は稀に見られます。
2 .入手ルート
海外メーカーから世界初、衝撃波と超音波の両方でEDを治療できる機械を入手。
3 .安全性に関する諸外国の情報に関して
海外ではEDに対する衝撃波治療はすでに行われており、文献等も多数認められます。また衝撃波や超音波治療については整形外科領域でも使用され、疼痛の緩和に効果を出しており、安心・安全にご使用いただけます。海外ではすでに種々の疾患に治療に用いられていますが、重篤な副作用の報告はありません。
4 .対応する同様な機械の有無
本邦ではEDに対応する衝撃波、超音波治療の機器はありませんが、整形外科領域では同様の機能を使用した衝撃波治療が行われています。
