マダニはイエダニと違って都会ではあまり見られないですが、信州などの山野に旅行した場合に発生します。
噛まれた時は痛みがないので気づかないのですが、数日後痛みと腫れが出現し、その部分を見ると皮膚から1mm大の何かが飛び出していて、その周囲が腫れていることに気づき来院します。
その突起物を先の細いピンセットで引っ張り出し顕微鏡で見ると写真のような虫を認めます。
左が背中、右が腹側です。
この時マダニの頭があるかを確認します。
頭がない場合は皮膚の中に残っているので
局所麻酔をして刺された傷口を大きめに切除する必要があります。