HARG療法は毛髪再生に必要なビタミンB、血管拡張作用のあるブフロメジルやミノキシジル、さらに毛髪再生に必要なビタミンHなどをブレンドして、個人の症状にあわせた育毛カクテルを作ります。
男性型脱毛の場合はフィナステリド(プロペシア)を、重症の円形脱毛や女性のびまん性脱毛には種々の成長因子を追加します。
このHARGカクテルを3週間おきにメソセラピーといって注射器を用いて少量ずつ頭皮全体に注射をします。さらにヒトの脂肪幹細胞由来の成長因子AAPEを追加することで早期の効果を望め、ほぼ100%の方に発毛が見られます。注射器を用いるため痛みを伴いますが、充分薬剤を頭皮に浸透させることができます。
最近プロペシアに対して治療抵抗性を示す遺伝子が見つかっていてこの遺伝子をお持ちの方はプロペシアを飲み続けても効果がありませんので、HARG療法の適応となります。また前頭部の生え際はプロペシアでは効果の出にくい場所ですので、HARG療法を行えば前頭部の生え際のラインがしっかりしてきます。
また女性の方では真空含浸法では効果が弱い方にお勧めで、HARG療法により抜け毛の減少、髪質の改善などの自他覚症状の改善がみられ、さらに休止期の毛根が刺激されて増殖を始めますので再発毛がおこります。