名古屋の佐井泌尿器科・皮フ科クリニックです

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EDとメタボ

EDとメタボリックシンドローム

糖尿病や高脂血症、高血圧など複数の生活習慣病が重なると動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の危険性が大幅に増します。
生活習慣病の背景に肥満がありますが、特に内臓脂肪の蓄積によってによってさまざまな代謝異常の起こることが明らかになり、複数の生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。
このリスクを複数抱えた状態をメタボリック症候群と呼びます。
具体的には、高血糖、高血圧、高コレステロール、高中性脂肪などです。
この対策として数年前から特定検診が始まりました。
特定検診の結果、下記に該当する方がメタボリックシンドロームと診断されます。

メタボリックシンドロームの診断基準

1に加え、2から4のうち2項目に該当する場合(治療薬を服用している場合を含む)

ではメタボリックシンドロームとEDはどういう関係があるのでしょうか?

EDは生活習慣病などの病気によって起きるもの、ストレスなどによる心理的な原因で起きる場合、あるいは加齢による男性ホルモンの低下によるLOH症候群(男性更年期障害)などがありますが、中高年の場合にはメタボリックシンドロームによる動脈硬化の初期症状としてEDを自覚する場合もあります。
下の図はバイエル薬品のHPから転載したものですが、各生活習慣病毎のEDの発症数です。
EDの症状スコア、IIEFスコアが低いほどEDの症状が高度ということになります。

EDの症状スコア、IIEFスコア

高血圧症、高脂血症、糖尿病、心臓疾患でEDの有病者数が有意に高いことが分かります。

「EDかな?」と感じたら、その裏にはメタボリックシンドロームといったことも考えらますので、医療機関の受診をお勧めします。
またEDの症状がない場合でも特定検診でメタボリックシンドロームと診断された場合、
いずれEDとなる可能性があるため積極的にメタボリックシンドロームを解消する必要があります。

 「メリット」
勃起不全の改善
 
「デメリット(副作用)」
 ED治療薬によって、「気分が悪くなる」「頭痛」「顔が赤くなる(ほてり)」「消化不良」 などの副作用があらわれることがあります。また、光に過敏になる、色が変化して見えるなど、一時的に目に影 響のあらわれる方もいます。長期に服用される場合には、 目の検査などについて医師にご相談ください。 また、 こうした症状の他にも、副作用があらわれることがありますので、 異常を感じたときには服用を中止し、 医師にご相談ください。
なお、 勃起の持続によってペニスが損傷し勃起機能を 永続的に失うことがありますので、シルデナフィル錠服用後4時間以上勃起が続く場 合は、すぐ医師に連絡してください。

「注意事項」
 狭心症を治療中の方、 不整脈を治療中の方、肺高血圧症を治療中の方は服用しないでくだ さい。
ED治療薬は、 すべての方に適するわけではありません。 狭心症治療薬(ニトログリセリンなどの硝酸薬*)、 抗不整脈薬(アミオダ ロン塩酸塩)、肺高血圧症治療薬(リオシグアト)を使っている方は、決して本剤を服用しないでください。 これらのお薬と本剤を併用すると、死に至ることがありますので、絶対に服用しないでください。
また、 他にも飲んでいるお薬があれば、 必ずそのことを医師または薬剤師にお話しください。
性行為は心臓に負担をかけます。ED治療薬を飲む前に、健康状態について 医師とよく話しましょう。とくに心臓に関する持病のある方(狭心症や重度の心血管系障害・心不全など) や 脳血管に病気のある方(脳出血、脳梗塞など) は、死 に至ることがありますので、必ず医師にご相談ください。
今まで心臓の病気にかかったことがない方でも、ED治療薬の服用後に、 狭心症、不安定狭心症、さらには急性心筋梗塞、心不全などの症状が起こる場合があります。
万一、治療を受けることになった場合は、担当医にED治療薬を服用した時間と服用量を必ず伝えてください。
発作が起きたときに、ご自身で担当医に伝えられない状態になっていることも考えられますので、ご家族やパートナーにもシルデナフィル錠を服用していることをあらかじめ伝えておき、 医療機関を受診する際、ED治療薬を服用していることが担当医に必ず伝わるようにしてください。