円形脱毛症には良性と悪性のものがあります。
原因ははっきりと解明されていませんが、精神的なストレスが原因だと考えられ、ストレスにより末梢血管が収縮し頭部の血行が悪くなり、毛髪が抜けてしまうと考えられています。
悪性の場合は原因には自己免疫異常も関わっていると思われる脱毛症です。人の体の中には免疫と呼ばれる、体内に異物が混入するとそれを攻撃・排除する防衛反応があります。
しかし、自律神経がバランスを崩すと、免疫は異物と正常な体内物質を区別できなくなり攻撃してしまいます。
毛髪でこの現象が起こると、免疫は毛根部の毛母細胞を外敵と判断し、毛母細胞にダメージを与えます。
このため全身の毛に脱毛が起こることも少なくありません。
難治性のため悪性の円形脱毛症といわれます。
■ 保険診療
- セファランチン、グリチロンの内服
- 漢方治療
- ステロイドの外用
- フロジンの外用