当院ではHARG療法という増殖因子を用いた毛髪再生治療を行っていますが、
今回導入したDr.CYJ ヘアーフィラーはペプチドを用いた再生医療になります。
発毛注射「Dr.CYJ ヘアーフィラー」
ペプチドとはアミノ酸が二つ以上結合したもので、生体内では種々のペプチドが存在し我々の生命維持に関わっています。
Dr.CYJ ヘアーフィラーには7種類の発毛に関わるペプチドが含有されています。
代表的なものは
男性型脱毛症(AGA)の原因である5α還元酵素を阻害するフィナステリド(プロペシアの成分)にデカペプチド25を結合させ、水溶性にしてリポゾーム化したものです。
これによりフィナステリドよりも5α還元酵素阻害作用が強くなっています。
またデカペプチド25は増毛シグナルを刺激し、毛母細胞の増殖を促します。
これ以外にもケラチノサイト増殖因子(KGF)のアゴニストペプチドなど全7種類のペプチドにより発毛作用を発揮します。
これらのペプチドが発毛増殖因子と同じ働きをすることで、髪を再生させるのです。
またヒアルロン酸にこれらペプチドを混合させることにより15日間かけて徐放される薬剤となり、効果が15日間続くため、治療間隔は2週間に1回となります。
治療対象 (男性・女性問わず)
最近抜け毛が多く、髪の毛が細くなったと感じている方
他の治療で効果を認められない方
より早い効果を期待される方
プロペシアやザガーロの内服に抵抗のある方
治 療
洗髪して頭皮を清潔にした後
注射薬であるDr.CYJ ヘアーフィラー1〜2mlを薄毛の部分に1ヶ所0.016〜0.05mlを皮内に注射をします。
治療間隔は2週間に1回、計4回
効果は2回くらいで分かることが多く、4回終了した2ヶ月後には髪の太さも量も20%アップしたという臨床データがあります。
プロペシアと同じ効果があるので、プロペシアやザガーロの内服は不要です。
(ただし注射終了後の状態を維持するためにはホームケアを継続する必要があります。)
また局所治療になるため、プロペシアやザガーロの内服による副作用の心配もありません。
さらに男性だけでなく、女性の薄毛にも使用可能で、同等の効果を期待できます。
ホームケア
ペロ・バーム
ホームケアとして注射剤と同じペプチドを含有したシャンプー、コンディショナー、ローションをメンテナンスに使用することで良い状態を維持できます。
ローションに含まれるペプチドは脂溶性であるフィナステリドとは異なり、経皮吸収が良いため外用でも効果を発揮できます。
料 金(税込)
Dr.CYJ ヘアーフィラー
1ml 55,000円
※ 1クール 4回(2週間に1回)
治療面積により1〜2mlを注射します。
ペロ・バーム(シャンプー・コンディショナー・ローション)
各1本入セット(約1ヶ月分) 12,320円
※ 遠方の方はこちらから購入できます。
治療に伴う主なリスクは注射針により内出血です。
主な副作用は注入時の痛みです。
院長コメント
今までいろいろな発毛治療を体験してきましたが、CYJヘアーフィラーは他の治療とは一線を画す発毛治療です。基礎的データに裏付けられた発毛効果は素晴らしい結果をもたらしました。
下の上の写真は私が48歳の時の写真です。下の写真はプロペシア内服と真空含浸発毛法を併用して、約二年治療した後です。このように時間をかければ、髪を元に戻すことができました。
60歳近くになってもある程度髪の量はプロペシアで確保できていましたが、プロペシアの内服をやめてみたら1年間で下記の左の写真のようになってしまいました。そこでプロペシアを再開し、ミノキシジルの内服を3ヶ月行った結果が下の右の写真です。
ミノキシジルを併用することでプロペシア単独では2年かかったものが、3ヶ月で回復できました。
しかしミノキシジル内服は朝顔がむくむという副作用があって1年間で中止しました。
そして今年になってからは加齢による脱毛のためかプロペシア内服だけでは髪を維持することが困難になってきたので、ヘアーフィラーを試すことにしました。
ヘアーフィラーを試すにあたってはその効果を確認するため、プロペシア等の内服を中止し、その代わりにベロバームのホームケアを使用しました。
その結果がこれです。
発毛注射ヘアーフィラーとホームケアを2ヶ月行っただけで、素晴らしい結果となりました。
ヘアフィラーは男女を問わず効果がありますので、髪でお悩みの方にはファーストチョイスでお勧めしたい当院一押しの治療になります。
あとこれはまだ検証中ですが、生えてきた毛が白髪ではなく黒い毛が多い印象です。
ヘアーフィラーやベロバームホームケアが白髪の改善にも効果がある可能性があります。