HOME 勃起機能における骨盤底筋の役割 勃起機能における骨盤底筋の役割 勃起機能と骨盤底筋 勃起と言えば血流が重要と言われることが多いですが、骨盤底筋も勃起に重要な働きをしています。 勃起に関わる骨盤底筋は下記の3つが上げられます。 坐骨海綿体筋(右図青○) 陰茎の根元(陰茎脚)を包む筋であり、陰茎脚を圧迫する事により勃起状態を持続させる役割を持ちます。 恥骨尾骨筋(右図赤○) 肛門挙筋のひとつで、海綿体に流れ込んだ血液が流れ出さないように、静脈への血管を締めている役割があります。 球海綿体筋(右図緑○) 尿道球と尿道海綿体の一部を取りまき、静脈の流出を制限し海綿体内の圧を直接増加させます。 これらの筋肉の障害は陰茎に血液を蓄積させる機序を障害する事につながり、 勃起の維持ができなくなります。 また骨盤底筋のゆるみというと女性に多く、腹圧性の尿もれの原因になることは良く知られています。 男性の場合は前立腺があるため骨盤底筋がゆるんでも、この様な尿もれには繋がりません。 骨盤底筋の衰えの診断 骨盤底筋が衰えると排尿後尿滴下を生じます。男性の場合は排尿の最後に尿を切るために、骨盤底筋を使います。このため骨盤底筋が弱くなると尿をきることが出来なくなり排尿後尿滴下(PMD)という症状が出ることになります。 具体的に言うと男性の場合、排尿終盤に尿道に残った尿を骨盤底筋を使ってきるのですが、骨盤底筋がゆるむとこれをきれなくなり、下の図のように尿道に残った尿がズボンの中にしまった後に垂れてきて下着やズボンを濡らしてしまいます。 さらに臨床研究ではこのPMDとEDは有意な相関があることが示されています。つまりPMDがあるということはEDにもなる可能性があるということになります。 またPMDは高齢者だけの問題ではありません。多くの男性が家庭で洋式便所に座って排尿するため、尿をきるための骨盤底筋を使わなくなり、骨盤底筋が弱くなりPMDを生じるようになっています。つまりPMDがあるということは骨盤底筋がゆるんでいることになり、骨盤底筋がゆるんでいることはEDにもなってしまうということになります。 最近若い方でもEDが増えているのは、骨盤底筋の障害が原因のひとつかもしれません。 EDにも骨盤底筋トレーニングが重要! そこで当院ではこれらを改善するために骨盤底筋トレーニングをお勧めしています。図のようにいろいろな体位で肛門を締める運動をすることで骨盤底筋を鍛えます。3ヶ月くらい続けると効果を実感できるようになりますが、根気が続かず脱落する方も多いです。 骨盤底筋トレーニングが続けられない方にHITS(ヒッツ)療法インティマウェーブ HITS(ヒッツ)療法インティマウェーブについてはこちら EDの方にお勧めのエナジーコヒー「Cafe'Bank」 Cafe'Bankの購入はこちら