名古屋の佐井泌尿器科・皮フ科クリニックです

アンチエイジングは美容医療が話題になりがちですが
たまには泌尿器科の話題を…

今日は男性のアンチエイジングについて

4月10日（土）に愛知県泌尿器科医会があり
アボルブという前立腺肥大症治療薬を中心とした講演がありました。
日大の泌尿器科の教授の高橋先生が講演をされ
そこでMen’s Pelvic Health（直訳すると男性の骨盤の健康）という概念を紹介されました。
前立腺肥大症は50歳以上の男性に発症する、老化に伴う病気です。
症状は排尿困難や頻尿などの症状を生じます。
アボルブはこの肥大した前立腺を縮小させ、症状を改善させます。
今までも前立腺を縮小させる薬はあったのですが、
男性ホルモン自体を抑えてしまうため
勃起障害などの副作用がありました。
アボルブは男性ホルモンを抑える作用がないため
勃起障害の副作用が生じにくいので
男性にとっては性機能を温存して、前立腺肥大症の症状を改善できます。
つまり骨盤内の膀胱・尿道の尿路だけでなく、
前立腺・精嚢腺の性機能も温存することが
Men’s Pelvic Healthを考えた治療で、
男性のアンチエイジングにつながるということです。

当院でも処方可能です。
前立腺肥大症についてはこちらをご覧下さい。

余談ですが
講演会終了後の意見交換会で、突然中締めの挨拶をしろといわれて
しどろもどろの挨拶をしてしまいました

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