院長ブログ
【点滴療法研究会/緊急情報】放射線被爆の前にビタミンC大量内服を!
野菜や水道水の放射能汚染がニュースになっていますが
1年前の3月に防衛医大から鍵となる重要な論文がでていて
点滴療法研究会の緊急情報として得ることができました。
下記に転記します。
Yamamoto T et al: Pretreatment with Ascorbic Acid Prevents Lethal Gastro-
intestinal Syndrome in Mice Receiving a Massive Amount of Radiation.
J Radiat Res (Tokyo). 2010 Mar 25;51(2):145-56.
intestinal Syndrome in Mice Receiving a Massive Amount of Radiation.
J Radiat Res (Tokyo). 2010 Mar 25;51(2):145-56.
<要旨>12グレイ(Gy)の放射線をマウスに照射すると重症の胃腸障害を生じ、
2週間で全例が死亡します。マウスにビタミンCを体重1kgあたり150mgを
3日間服用させてから12Gyの放射線を照射すると、2週間後で60%が生存、
24日目で 45%生存し、以後死亡したマウスはいませんでした。放射線を照射
した後にビタミンCを服用させても効果はありませんでした。
<解説> 150mg/kgは体重63kgの人なら10gのビタミンCに相当します。
マウスはビタミンCを体内で1日10g合成しますが、人間はビタミンCを
体内で作ることができないので、体重63kgの人な ら20gのビタミンCが
必要だと考えます。
放射能を浴びる前に事前にビタミンCの大量服用をするのが効果的です。
リポ・スフェリックビタミンCで1日4~6包(分2~3)を服用します。
通常のビタミンCで1日20g(分4~6)の服用をめざします。
最初1回 1gで1日6回、その後は0.5gずつ増量、消化器症状がでたら少し
ずつ減らして維持量とします。通常は10gで下痢や胃のむかつきがでます。
慣れたら再び増量を開始します。
サプリメントとして、アルファリポ酸、ビタミンE,亜鉛、コエンザイムQ10
も一 緒に服用して下さい。
名古屋 アンチエイジング 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック
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