院長ブログ
Vタイトニング(インティマレーザー)
Vタイトニングについてお問い合わせがあったので
ブログでも紹介します。
Vタイトニングは出産後や加齢による膣の緩みや膣萎縮症(萎縮性腟炎)の治療に用いますが、
下記のようなアプリケータを使って、レーザーを360°の方向に照射しを膣壁全体に治療します。
これだけだと一部のCO2レーザーと同じですが、
Vタイトニングはこれだけではなく、
腟口周囲や小陰唇にもレーザーを照射するので
腟口や小陰唇の縮小と外陰部のホワイトニング(色素沈着の改善)も期待できます。
他社で使用されるCO2レーザーの場合は
フラクショナル(点状)にレーザーを照射して
粘膜へのダメージを最小限にして治療するのですが、
CO2レーザーの場合、熱変性だけでなく蒸散も生じるため
通常外陰部には照射しません。
照射することは可能ですが、
かりに照射した場合、顔などに照射したと同じように
真っ赤になり浸出液が出るような状態になるダウンタイムがあります。
またホワイトニングは期待できず
強くあてすぎると逆に炎症後色素沈着にリスクがあります。
インティマレーザーを用いるVタイトニングの場合
外陰部にはやはりフラクショナルに照射しますが
スムースモードという蒸散をさせずに熱変性だけ生じさせるモードで行いますので
ダウンタイムなく上記のような効果を期待できるのです。
もちろんUタイトニングの場合も尿道面の治療に加え
Vタイトニングを行うので外陰部の治療も同時に行います。
つまりUタイトニングは尿失禁の改善、膣の引き締め、外陰部の若返りが図れると言うことです。
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