院長ブログ
Uタイトニングモニター Y・Kさん
尿もれに対しUタイトニングを2回行った経過をお示しします。
治療前尿失禁症状スコア(ICOQ-SF)を含む問診票です。
これに加えOABSS(過活動膀胱症状スコア)とパッドテストによる尿失禁量測定をしています。
下記は尿失禁症状スコア、過活動膀胱症状スコア、パッドテストの失禁量を経時的にグラフ化したものです。赤矢印はUタイトニングを行った日です。
Uタイトニングを1回行い約2ヶ月後にはの症状スコア、失禁量のすべてが改善しています。
その効果は約5ヶ月経っても持続しています。
さらに2回目の治療を行い、その1ヶ月後にはさらに改善し、失禁量は0gになりました。
10gくらいの程度の中等度の尿失禁の場合はUタイトニングは2回くらいは必要です。
後ここで注目したいのは過活動膀胱も改善している点です。
作用機序からは膀胱には働いていないので過活動膀胱が治るはずがないのです、改善しています。
この点はもう少し症例を重ねて検証したいと思います。
投稿者